2024年4月1日~7日発売のおもしろそうな本

書籍の編集者をしながら書店をやっている人間です。

4月1日~7日までに発売した本で、おもしろそうなものをまとめました。毎週更新予定です。

 

 

教職をブラックと呼ばないで

発行:長崎文献社 編集:橋本健夫
定価:1,900円+税

概要

現役教師やOB50人が語る学校の「リアル」
教職は本当にブラックなのだろうか……?

昨今、教職はブラックだとの報道が目につきます。若い人たちは3K的な教職を避け、教員採用試験の受験者が激減。また、せっかく教壇に立った先生が、5月の連休明けに学校に来られなくなったり、夏休みを前に退職したり、という初任者の挫折もよく聞きます。 

「学校ってそんな職場?」
「教職ってどのくらい大変なの?」
そこで、現役の先生やベテランOBOGなど50人近くの先生方が、そのやりがいや失敗、厳しさを自分の言葉で語ります。メディア、学校関係者、親御さんたち、そして教職志望の若い世代に読んで欲しい「ごくごく普通の先生」の本音が1冊の本にまとまりました。

感想
ブラックと言われることが多い教職。聖職と呼ばれるほどのものが今は消費されている。その原因には親もかかわっていると思う。自分の子どもはどんな人たちがいるとこで学ぶのか知りたい。

 


就活生のための労働法入門

発行:中央経済社 著/文:青野覚
定価:3,000円+税

概要
労働法の知識が切実に必要なのは、これから働き始める経験の少ない若者である。大学で教育を行う執筆陣が、就職活動を控える学生を読者として制度の成り立ちと趣旨を解説。

感想
就職する前に労働法を知るのはたしかに大切だけどきれいごとばかりでどれが現実的な意見かわかならないので、労働がどのようなものかある程度知った社会人が労働法の勉強をしたほうが効果的に実践できると思うので気になりました。

 

 

 

高橋留美子傑作集 金の力

発行:小学館 著/文:高橋 留美
定価 1,450円+税

概要
平凡な人生を変える、まさかの出来事!!もし大富豪と知り合いになったら…もし憧れていたアイドルと出会えたら…もし音信不通だった旧友が現れたら…
中年男の人生に訪れる、もし、まさかを高橋留美子が描いた極上のエンターテイメント!!

【編集担当からのおすすめ情報】
ビッグオリジナル誌上で一年に一作ずつ発表された高橋留美子劇場を単行本化。表題作『金の力』の他、『ふたりの家』 『きみはNo.1』 『嫌なランナー』 『昔の女』 『Sに捧ぐ』 を収録。

感想
高橋留美子の短編集なんて絶対面白い。

 


毒図鑑 生きていくには毒が必要でした。

発行:幻冬舎 監修:国立科学博物館 著/文:丸山貴史
定価:1,400円+税

概要
『ざんねんないきもの事典』著者堂々の新作。毒をもつ生き物を中心に、鉱物や人口毒まであらゆる毒を集めた読み物図鑑です。

感想
国立科学博物館が監修してるからおもしろいに決まってる。2023年にやってた毒展も好評だったっぽく、本書はそれに関連してるようなのでぜひ読みたい。

 

 

 

運び屋として生きる

ロッコ・スペイン領セウタの国家管理下の「密輸」
発行:白水社 著/文:石灘早紀
定価:2,800円+税

概要
立命館大学教授・小川さやか氏推薦!
「スペインの飛び地との国境で目撃したモロッコの運び屋女性たちへの暴力。最初は黙認・容認されていた生存のための越境貿易。それがどうして人権侵害まがいの暴力へと発展したのか。それを調べていくうちに、この現象が二国間の関係から移民問題やテロなどをめぐる国際的な思惑、人道的規制が生み出した矛盾、そしてモロッコ国内で周辺化される女性たちの貧困など様々な構造的問題と結びついていることが浮かび上がる。国境で紡がれる小さな生に対峙して構造的課題を導き出したスリリングな学術書

感想
運び屋って映画でしか見たことないから気になる。事情にまみれてることを感じるために読みたい。

 

 

昭和末期~平成のバス大図鑑 第5巻 西武バス

発行:フォト・パブリッシング 著/文:加藤佳一
定価:2,000円+税

概要
西武バスの歴史は1932(昭和7)年に現在のさいたま市に東浦自動車が設立されたことに始まり、戦後の1946(昭和21)年には武蔵野自動車に改称、西武農業鉄道の自動車事業を譲り受けています。翌年には本社を所沢に移転、西武自動車に改称したものの、西武ハイヤーが設立されたことでバス専業となったことから1969年に西武バスに社名変更されています。現在では東京都内に5か所(練馬・上石神井・滝山・小平・立川)、埼玉県内に6か所(新座・所沢・大宮・川越・狭山・飯能)の11か所の営業所があります。車両は866両(高速バスを含めた乗合854両、貸切12両)で、路線バス479系統、高速バス12路線を運行しています。本書は1988(昭和63)年以降に在籍した車両をカラー写真で紹介し、車台形式・ボティメーカー・登録番号・年式・所属営業所等をまとめたものです。バスマニアには必見の写真&資料本です。

感想
乗り物って地域密着であればあるほどテンションあがる。第一巻は東急、二巻は京成、三巻は神奈川中央交通、四巻は横浜交通局と、渋いラインナップな気がする。

 

 

ニッポンはじめて物語 世界初・日本初のヒット商品を生んだ開発者の熱き魂

発行:東京ニュース通信社 著/文:北辻利寿
定価:1,500円+税
概要
名古屋CBCラジオの人気連載企画が書籍に!
あなたはいくつ知ってますか?日本人の生活を支える発明の数々。この本で紹介するのはノーベル賞をとるような大げさな発明・発見ではないが、人々の生活に日々欠かせない画期的な発明や開発秘話ばかり。例えば、「乾電池」や「自動改札機」「電卓」などを開発したのが日本人だってあなたは知っていましたか? ほかにも、トイレのハンドドライヤーやマッサージチェア、家庭用瞬間接着剤など……。本書ではそんな世界初、あるいは日本初のヒット商品を生み出した技術者たちの開発秘話を紹介します。

感想
いまは当たり前に使われている物の誕生秘話、気になる。おもしろそう。乾電池とか電卓とか海外で誕生してそうなのに意外。

 

 

食べて、ふかして、飲みほして 味わいぶかき映画たち

発行:東京ニュース通信社
著/文:野村 正昭 宮崎 祐治
概要
映画で輝く「嗜好品」たち!
年間1,000本以上、年間映画鑑賞数日本一の映画評論家・野村正昭氏が、煙草や酒、チョコレート、紅茶、コーヒー、サングラスまで、映画を輝かせる「嗜好品」たちを切り口に映画を語る!
映画雑学も満載。宮崎祐治さんのイラストも豊富で目にも楽しい一冊。
巻末には俳優・柄本明さんと著者・野村氏の貴重な対談を特別収録。

感想
映画が見たくなる本。

 

 

 

こんだあきこの わたしの偏愛遺跡旅

発行:新泉社 著/文:譽田 亜紀子
定価:1,800円+税
概要
土偶と考古学をこよなく愛する著者が、独自の目線で遺跡をめぐる。遺跡に立ち、出土品を見て、気がついたことや感じたことを手がかりに妄想するのは、かつてそこに暮らした“彼ら”の姿。城跡で見たおにぎりの意味、日本にもある!ストーンサークル、どうしてもここにお墓をつくりたかった理由、海に漕ぎ出す人間の胆力、きらびやかなアクセサリーに秘められたドラマ、貝塚の臭いはアイデンティティ…、愛とユーモアと妄想たっぷりに遺跡の魅力を綴ったエッセイ集。

感想
ジャンル特化型エッセイ。土偶と考古学を知らなくても、愛がある人を介せばおもしろくなるはず。

 

 

世界の美しい劇場を1冊で巡る旅

発行:エクスナレッジ
定価:2,000円+税

概要
夢と現実が交差する場所、劇場。
絢爛豪華な舞台は勿論 天井画、柱や装飾、客席に至るまで
細部に宿る「美」を美しい写真と共に紹介します。

感想
建物の資料として良さそう。

 

 

頭をよくする食事術

発行:宝島社 監修:山田 豊文 山田 知世
定価:1,200円+税
概要
頭も体も、日々食べるもので変えられる!
私たちの健康は、私たちの自己責任です

健康な肉体と聡明な脳は、日々の習慣からつくられます。
集中力やヒラメき力を高めて、賢い自分になるためにも食事で何を選ぶか、何を避けるかはとても大切なこと。
自分や大切な家族を守るために、悪しき習慣を手放し、全身の細胞が喜ぶ習慣を身につけましょう!

感想
頭がよくなりたい。

 

 

アルバム復元パズル 空白の記憶と思い出の写真

発行:SCRAP出版 
価格:2,545円+税
概要
拾ったアルバムと写真に隠された真実を解き明かすまだ誰も体験したことがない謎解きゲームが誕生!キットの中身はアルバムと剥がされた大量の写真!大量の写真に映るのは自分と、見覚えのない女性。アルバムを復元すると蘇る、あなたと彼女の物語。自分はなぜ記憶を失っているのか、彼女と自分の関係性は?忘れてはならない大切な記憶を蘇らせるために、アルバムを復元しよう。

感想
謎解きおもしろそう。しかけが凝ってそうで気になる。

 


気持ちが伝わるPOPを作ろう

発行:ポプラ社 著/文:内田 剛
定価:3,900円+税
概要
本をどうやって探せばいいかわからない人に、方法や心がまえ、本の基礎知識など解説。また、POPが果たす役割や、POPを作成するための道具についても説明。
感想
popを作りたかったのでちょうどよかったけど図書館用のため非常に高い。。。

 

 

ビジュアルでわかる! 図解 陰陽師 入門

発行:宝島社
定価:1,400円+税
概要
式神、五芒星、呪詛返し、魂呼び…平安時代、謎多き陰陽道をつかさどる官職として、陰陽師は実在していました。権力者と太いパイプで結ばれた陰陽師は政治の中枢にかかわり、その系譜は明治時代まで脈々と続いたといわれています。本誌ではイラストや図版などビジュアルたっぷりに、安倍晴明をはじめとした、妖しく輝く陰陽師の魅力をわかりやすく紹介します。

感想
呪術廻戦が流行ってる今にぴったりだが、先月でていた「呪術講座 入門編(発行:KADOKAWA)」のほうが内容が良さそうだったので追加で紹介。

 

 


呪術講座 入門編

発行:KADOKAWA 著/文:加門 七海
定価:1,650円+税

概要
身近にある咒(まじない)から始まり、式神や結界など、日本の文化と深くかかわり常に表裏一体の関係にある呪術をわかりやすく解説。初心者でもわかりやすい、呪術の基礎知識の決定版!

感想
まず著者が良い。呪術廻戦すぎる。たぶんこちらのほうが専門性も高く、また学芸員なので初心者向けに調整してくれていることが期待できる。

 

以上!次回更新は来週中です。